リナックスの大人気で自分のパソコンにも入れてみたが全然使えてないとなげていてる人は_普通_である。普通のクライアントマシンには,それにあったOSがあっていい。話をそれに限れば,ぶくぶくに贅肉がついてどうにも行き着くところまで行き着いてしまったというウインドウズやマックOSに比べて,あるじゃないか。もっともモダンで,面白く,個性を発揮できるOSが。そう,ビーOSだ。今ひとつ波に乗りきれないでいるが,ビーOSに関する状況はゆっくりと動いている。
今週,米マイクロワークズと米アイドット・コムが,ビー社の「ビーOS」を搭載した廉価のマシンを発表した。またハイスペックの分野でも,米ASTコンピューター・システムズが,ビーOSを搭載した550MHzのペンティアム3機を1999ドルで販売すると発表。ウインドウズのライセンス料が85ドルなのに対し,ビーOSは簡単な条件を満たすことで無料で提供されるのが,大きな要因となっている。
とんと最近影が薄くなってしまったビーOS。まぁリナックスの隆盛の裏で損をしてしまったような感じがするのだがどうなんだろう(^^ゞ。ウインやマックが過去の遺産を引き継ぐことでできずにいることを楽々とやってのけ,また動画や音楽などのマルチメディアを強くサポートすることで,コンシューマー向けとして惹きつける魅力はあるのだが。あとはマーケティング次第。2月に起動時にBeが立ち上がるようにすることでライセンス料を無料にした。米インテルを株主とすることでCPUとOSの親和性を強めた。徐々にだが,ビーOSは脚元を固めている。
で,ウインドウズなんてダメぢゃんかという多くの人たち,そしてリナックスを入れたがどうも使えないという人たちに,ビーOSという選択肢を与えたいんだ。そういえば日立もビーOSを入れたパソコンを出してたね。エルゴソフトもビーOS用のFEPを開発してたっけ。でも,あんまりゆっくりしてると簡単に存在を忘れられてしまうのがこの世界。そろそろ大きな波を作って乗らないと,海の藻くずと消えてしまう。消えてしまうには惜しいと心底感じてしまうものだから,僕は期待してますよ,ホント(^_^)。
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